すみません。
分解というのは大げさで、内蔵 HDD を自分で交換できるかどうか、
メンバーの VAIO Z を拝借し、ちょこっとだけ内部を覗いてみました。
なんとなく、素人では分解(メンテナンス)しづらいイメージのある
S○NY 製の VAIO ですが、思ったよりもシンプルな構造になっています。
HDD 交換手順:
- AC アダプタおよびバッテリを外す
- 電源ボタンを何度か押してみる(本体が保持しているかも知れない余分な電荷を放電する)
- 本体底面側から見えるネジを外す(メモリモジュールカバーのネジを除く)
- キーボードを 2~3cm 程度、ゆっくりと持ち上げる
- キーボードとマザーボードがどのように接続されているか、サイド側から目視で確認してみる(※1)
- キーボードを持ち上げた状態(※2)で、写真青枠部分のコネクタからキーボードのフラットケーブルを外す
- 写真赤枠部分の黒いテープの下に HDD 固定用ステーのネジが隠れているため、
テープを半分ほど(赤枠の部分だけ)剥がし、ネジを外してステーを外す - HDD をゆっくり持ち上げて、コネクタ側のゴムパーツおよびフラットケーブルを外す
- HDD を交換し、これまでと逆の手順で元の状態に戻す
(※1)写真黄枠のように、マザーボードにはキーボードの防振材が貼られていますが、 キーボードを外す際に剥がれてしまったり、キーボードにくっついてくる場合があります。 このような場合でも元にもどせるように、色々と見ておいてください
(※2)フラットケーブルの長さには比較的余裕があるため、キーボードは 10cm くらい持ち上げても大丈夫です
なお、自分で HDD が交換できると、例えば次のようなメリットがあります。
・SSD に交換できる!
・BTO で選択できる HDD よりも大容量の HDD を使用できる!
(さらに BTO で構成するよりも安価で済みます)
以下のようなデメリットも考えられますので、あくまでも自己責任でお願いします。
・メーカーサポートが受けられなくなるかも知れない…
・交換時に誤って故障させてしまったり、液晶画面等に傷をつけてしまうかも知れない…
・ドライバ単体での入手が難しく、OS リカバリが面倒…
それにしても、今時のファンは、そのカバー自体がヒートシンクになっているんですね。
些細なことのようですが、エンジニアの素晴らしいアイデアには頭が下がります。